動画配信(VOD)サービスとは?特徴やメリットについて
VODで知られる動画配信サービスには、便利で魅力的な特徴とメリットがあります。
動画配信サービスは名前の通り、動画がインターネット経由で配信されるのが特徴で、スマートフォンやパソコン、ゲーム機にインターネット対応のテレビでも見ることができます。
また、インターネットに繋がる環境であれば、基本的に何処でも視聴可能なのが動画配信サービスの強みです。
録画の手間はありませんし、見たい時に何度でも、直ぐに手間なく再生を始めることができます。
動画配信サービスの多くは、いわゆるストリーミングで配信が行われるので、ダウンロードする手間がないわけです。
気になるのは通信量ですが、多くの動画配信サービスは画質設定を用意していますから、高画質で余すことなく映像を楽しんだり、逆に節約することも可能です。
WiFiが利用できる環境なら、通信量を気にせずに高画質の設定で楽しむことができるでしょう。
動画配信サービスのメリットには、定額制で殆ど見放題という大きな魅力があります。
従来のビデオレンタルとは違い、手頃な月額料金で多くの作品が見放題になるのがポイントです。
借りて返す煩わしさもありませんし、うっかり返却期限を忘れて延滞金が発生するという心配もなしです。
勿論、店舗に足を運ぶ必要は一切ないので、会員登録から利用に至るまで、全てがインターネットのオンラインで完結します。
無料で1ヶ月ほどお試しできるサービスが多いので、じっくりと使い勝手や配信内容を確認してから、本契約に進むことができます。
動画配信サービスは、国内の企業が提供するものだけでなく、海外からも日本の市場に参入しています。
その為、各社ともに切磋琢磨していますし、より良いサービスを提供しようと作品を拡充したり、コンテンツの品質を高める努力があります。
努力の成果の1つはサービス独自のオリジナル作品で、他社では見られないという付加価値を提供しています。
独自に資金を投入して作品を作り、自社で配信する形を取っていますから、品質が高くオリジナリティにも溢れます。
日本企業のサービスだと、テレビで放送された過去のドラマが充実していたり、アニメ作品に力を入れているといった特色が現れます。
海外のサービスも日本向けに力を入れていますが、海外ドラマだったり映画作品が充実している傾向です。
配信作品が複数のサービスで被ることもありますが、どの企業も独自性を出す努力を行っているので、これがオリジナル作品の配信などに繋がっています。
家族で動画を楽しみたい場合、それぞれが個別に契約するとなるとコストがネックです。
しかし、動画配信サービスのプランによっては、1つの契約で複数台の端末からサービスを利用することができます。
家族向けのプランであれば、複数人でアカウントをシェアしたり、それぞれ見たい作品を楽しむことが可能となります。
料金は1人分よりも高めに設定されていますが、それでも個別に会員登録、アカウントを作成するよりはお得に済みます。
当然ですが、インターネット経由で配信される動画の画質は、DVD全盛の頃と比べて格段にアップしています。
大作映画の場合だと、登場人物だけでなく背景のディテールもくっきりと見えたり、字幕も見やすいといったメリットが発揮されます。
画像圧縮特有のブロックノイズが抑えられているので、映像そのものに没入できますし、臨場感のある映像体験が楽しめます。
4K解像度の配信動画なら、視聴を行う端末の性能をフルに活用することができるでしょう。
端末が4Kに対応している必要はありますが、比較的最近の端末なら、クッキリかつスムーズに視聴できるはずです。
最新作がいち早く提供されるようになっているのも、近年はDVDより動画配信サービスの方です。
最新作の配信は、ペイパービューといって有料で配信されることもありますが、イメージ的にはDVDのレンタルに近く、そして便利です。
定額見放題作品とは異なり、1作品ごとに課金が行われ、視聴開始から期間限定で見ることができます。
期限を迎えると視聴できなくなるので、その点に気をつける必要はありますが、作品公開から早いタイミングで見られるのは魅力的です。
しかも、ペイパービューの料金は手頃に設定される傾向なので、見放題配信を待つ必要がなくなります。
我慢せずに直ぐ、見たいと思った瞬間に視聴を始められますから、動画配信はまさに時代に合ったサービスです。
これはサービスにもよりますが、インターネットが繋がらない環境でも見られるように、映像作品のダウンロードが行えるものもあります。
予め作品をダウンロードしておき、オフライン状態でも作品が楽しめるのがメリットです。
通信量を消費せずに済みますし、WiFiスポットを探さなくても良くなります。
このように、動画配信サービスは魅力が満載ですが、基本はやはり月額料金が手頃で、沢山作品を楽しむ人ほどお得になる点が最大のメリットに挙げられます。
月額料金はサービスごとに開きがありますし、選択するプランによっても変わりますが、手頃なプランだと1ヶ月あたりワンコイン程度の負担です。
より上の画質を求めたり、作品数を重視すれば月額料金が高めのサービスとなるものの、1千円台で済むケースが大半です。
特定カテゴリの配信に強いサービスを選べば、どっぷりとカテゴリの作品を堪能することができるでしょう。
完結している作品であれば、最後まで通して見ることができますし、次の配信を待たずに1日で見終えることも可能となります。
毎週放送のテレビ番組だと、待つ楽しみや次回を予想するという楽しみ方ができます。
ただ、映像作品は視聴してこそ意味がありますから、次回を待つ時間をもどかしく感じる人もいます。
毎週放送の作品を少しでも早く見たいと思う人は、動画配信サービスと相性が良いといえるでしょう。
現在放送中のテレビ番組だと、放送の直後に配信が開始されたり、テレビと同じタイミングで配信が行われるケースもあります。
中には、テレビ放送に先行する形で先に配信が始まる作品もあるので、改めて動画配信サービスが優遇されていたり、優位性があることが分かります。
動画配信(VOD)サービスおすすめ5選
動画配信サービスで特におすすめなのは、Netflix(ネットフリックス)やU-NEXT(ユーネクスト)、Amazon Prime Videoといった大手です。
Hulu(フール―)やFODプレミアムも、実績と知名度を兼ね備えていますし、作品数を増やしたり独自の作品で勝負をしています。
アメリカのNetflix(ネットフリックス)は全世界にユーザーを持つ、世界でもトップクラスの動画配信サービスで、そのユーザー数は1億人以上とされます。
2015年のサービス開始から約5年の間に、日本でも多くのユーザー獲得に成功しています。
Netflix(ネットフリックス)は海外ドラマと、オリジナル作品の制作に力が入れられている傾向です。
オリジナル作品は世界的な賞にノミネートされるほどで、日本でも制作や独占配信が行われています。
料金プランが明確で4K画質にも対応していますし、動画配信サービスが初めての人でも簡単で、手厚いサポートも受けられることから安心です。
手頃に始められるお得なプランが用意されているので、とりあえずお試しで使ってみたり、もっと良い画質や複数台で視聴したくなったらプラン変更が行えます。
U-NEXT(ユーネクスト)は日本企業の動画配信サービスで、2007年に提供を開始した老舗でもあります。
料金が高めに設定されているのが特徴ですが、国内でも圧倒的な配信作品数と、雑誌も楽しめる強みを併せ持ちます。
作品の配信はスピーディーで、割と頻繁に新しい作品が追加されますから、今まで知らなかった作品に出合いたい人にも最適です。
課金制のペイパービュー作品も存在しますが、定額プランで毎月付与が行われるポイントを使うことができるので、料金に見合うお得感があります。
ちなみに、ポイントは映画館のチケットに使えたりするので、そこが他の動画配信サービスと大きくことなります。
映像の品質はフルHDの作品が中心ですが、4K映像が楽しめる作品も配信中です。
家族での利用を想定しているので、子供用のサブアカウントを作成したり、最大4台の端末で視聴できるなど便利です。
アダルト作品も取り扱っていますから、そういう部分も痒いところに手が届く老舗のサービスです。
元々有線放送で実績を積み重ねてきた歴史があるので、動画配信もサービス品質は上々ですし、高く評価されたり定評があるのも頷けます。
Amazon Prime Videoは、世界的な通販サイトで知られるAmazonが提供する有料会員サービスで、有料特典に含まれるサービスの1つです。
毎月ワンコイン程度の料金で楽しむことが可能で、動画見放題に加えて音楽聴き放題のサービスも利用できるのが特徴です。
有料会員になると、ショッピングでお急ぎ便が使えたり日時指定が可能になります。
こういった付随する特典が豊富ですから、Amazon Prime Videoはあくまでも特典の一部ですが、単体でも十分に他の動画配信サービスと渡り合える質を秘めています。
日本でのサービス開始はNetflix(ネットフリックス)と同じ2015年で、やはり同様に各国でそれぞれの国のニーズに合う動画配信やコンテンツ制作が行われます。
どちらかというと、見放題作品の中にペイパービュー作品が目立つ傾向ですが、特典全体のメリットを考えればそれほど気にならないでしょう。
お試し期間や4K配信もありでワンコインですから、コストパフォーマンスの高さが光ります。
日常的にAmazonを利用している人は、有料会員になった方が断然便利ですし、自動的に動画配信が楽しめるようになるのでお得です。
Hulu(フール―)はアメリカ生まれの老舗で、日本国内でも先行してサービス提供を開始しています。
海外ドラマの充実に強みがあって、圧倒的なラインナップと品質でユーザーを楽しませます。
日本では、日本テレビが国内事業を買収したことで、テレビドラマを中心とした作品が充実することになりました。
事業を買収したテレビ局の作品だけでなく、他局のキー局の人気作品も取り揃えています。
結果として、テレビ放送との同時配信に強く、見逃し配信にも力が入れられている形です。
アニメ作品も比較的多い方ですから、日本のテレビドラマやアニメ好きに向いているといえます。
ペイパービュー作品はないので、文字通り完全に定額で見放題が実現します。
対応デバイスの種類は豊富ですし、料金的にもサービス内容と比べて納得できる設定ですが、画質はフルHDまでで複数端末の同時視聴はできないです。
無料トライアルの期間は2週間ですから、1ヶ月が多い動画配信サービスの中では短めです。
国内サービスは当初混乱が見られましたが、2017年のリニューアルで一新されています。
リニューアル後はデザインが洗練され、見やすく使い勝手も改善されました。
スポーツ番組や音楽のライブにリアルタイム配信など、コンテンツの幅も広げられています。
FODプレミアムは日本のテレビ局、フジテレビ系の自社配信サービスで、テレビドラマに強みを持つテレビ局の動画配信が優れます。
ドラマ作品だけでなく、バラエティ番組も充実していますから、過去作を含めて存分にフジテレビ作品が味わえます。
新作ドラマも見逃し配信が利用可能ですし、オリジナル番組などの独占的なコンテンツも満載なので、旧作に留まらない幅広い楽しみ方ができます。
アニメや映画作品も新旧勢揃いですから、多くの作品が見放題ということになります。
FODプレミアムは、料金の中で雑誌を楽しむことができる読み放題も提供中です。
雑誌の数だけでも100を超えますから、映像作品の合間に気分転換をしたり、時間を潰したい時にも活用できます。
毎月付与されるポイントは、有料の電子書籍やコミックに充てられます。
映像作品以外のコンテンツも豊富ですが、メインコンテンツはあくまでも映像作品ですし、国内に加えて海外ドラマも充実です。
昔懐かしいテレビ番組をもう一度見たり、最新作にいち早く触れるといったことが可能なので、フジテレビを含めてドラマ作品が好きな人におすすめです。
テレビ局のサービスというだけあって、サービス品質やサポートに安心感があるのも見逃せないところです。
動画配信(VOD)の月額料金・作品数を徹底比較
動画配信は、NetflixだとSD画質のベーシックプランが880円、HD画質のスタンダードプランが1320円、4K画質のプレミアムプランが1980円です。
ベーシックプランは1台の端末でのみ視聴できますが、スタンダードプランは2台、プレミアムプランは4台まで対応します。
料金はいずれも税込で、ペイパービュー作品を除けば追加料金はかからないです。
ベーシックプランだと、料金に対して画質が低いことから、実はあまりお得感はないと思われます。
同時視聴台数を考慮すると、スタンダードプランが料金とサービス内容のバランスが良く狙い目になります。
動画配信サービス選びでポイントになる作品数は、見放題コンテンツに関して公表されていないので不明です。
これは常時拡充や入れ替えが行われたり、作品の数よりもサービス品質を重視しているのが理由だと考えられます。
推定では4千とも5千ともいわれていますが、具体的な作品数は非公表なので正確には分からないです。
一見すると少なめの印象を与えますが、オリジナル作品の制作と拡充に力を入れていることからも、品質重視の動画配信の姿勢が窺えます。
U-NEXTの月額料金は、税込2189円と高めの設定ですが、プランは1つだけなので悩まずに済みます。
料金設定が強気なのは作品数が圧倒的だからで、レンタル作品だけでも約2万、見放題作品となると約18万にもなります。
合計20万作品のコンテンツが定額料金で楽しめるので、沢山楽しみたい人ならこの金額でも納得できるでしょう。
アダルト作品込みな上に電子書籍も見られますし、標準で4K画質の対応と4台までの視聴が可能となっています。
配信コンテンツには個別課金のペイパービュー作品も含まれますが、購入に使えるポイントが毎月1200円分付与されるので、見放題分は実質1千円以下と計算できます。
見放題作品をベースに、追加で個別課金作品も楽しんで欲しい、そういうU-NEXTの思惑が見え隠れします。
約20万という作品数は数字が驚かせますが、何よりそれだけのコンテンツを集めたり取り揃えられる点が凄いです。
コストを最重視する人にとっては、作品数よりも月額料金の安さが重要ですが、家族で楽しむならコストを抑えて作品が楽しめるので、十分に納得できるでしょう。
家族の動画視聴が1つのサービス、1つのアカウントにまとめられるので、管理が便利になります。
AmazonのPrimeは、月額税込500円のワンコインで有料会員になれたり、動画配信の利用とその他特典を受け取ることができます。
年間プランだと年会費が4900円ですから、月額に換算すると1ヶ月408円で楽しめる計算です。
月額料金がここまで手頃な動画配信サービスはないので、リーズナブルな料金がAmazonPrimeVideoの強みとなっています。
作品数は非公表で詳細は不明ですが、最低でも1万5千本以上は配信があると推定されます。
2万や3万という推定も存在しますから、いずれにしても少な過ぎて満足できない心配はないでしょう。
近年はオリジナル作品の制作が盛んなので、コンテンツ数は増加傾向ですから、4万本近い作品数があるのではとの見方も存在するほどです。
数字が非公表だと作品数が分からないのがネックですが、Amazonほどの顧客を抱える企業であれば、様々なニーズに耳を傾けたり応えようとするはずです。
つまり、作品数が少ないという推測は成り立ちませんし、品質が低くて見るに堪えないということもあり得ないです。
ワンコインの価値を高めているサービスといえるので、前向きに利用を検討できるでしょう。
Huluは月額税込1026円の料金設定で、ワンコインのお得感はありませんが、極端に高額でもないのでバランスが良いです。
プランは1つで簡単に選べますから、直ぐに会員登録を済ませたり視聴を始めることができます。
フルHDまでの画質をどう捉えるかが選択のポイントになりますが、作品数は約6万本ありますから、画質よりもコンテンツの充実を求める人なら納得して選べます。
見放題作品のみという安心感も併せ持ちますから、月額料金を支払ったら後は個別課金も追加料金も気にすることなく、純粋に動画配信の作品に没頭可能です。
同時視聴できる端末が1台のみなので、実質的に1人で1アカウントを使う形となります。
アカウントを家族で共有したり、複数の作品を異なる端末で同時にチェックするといった活用は不可能です。
動画配信サービスの傾向は、画質や同時視聴の端末数を重視するか、作品を拡充することでコンテンツを充実させるかに分けられます。
Huluは後者に分類されるサービスですから、画質はそこそこで複数台の視聴は不要というニーズに対応します。
イメージ的には、1人暮らしであまり娯楽にお金をかけたくない、そういったユーザー層が浮かび上がります。
FODプレミアムは税抜888円の覚えやすい月額料金で、合計4万作品以上が楽しめるようになっています。
レンタルで個別課金のペイパービュー作品もありますから、最新作をいち早く視聴したり、より品質の高い作品を見ることもできます。
フジテレビ作品が中心で、ドラマの割合が多い動画配信サービスですが、バラエティやグルメにコメディとアニメのオリジナル作品も充実です。
税抜とはいえ888円でここまで楽しめるわけですから、手頃な料金でプライベートタイムがかなり豊かになるでしょう。
4万本の作品数は、数だけだと強みとはいえませんが、数字によるコンテンツの充実具合でいえば中堅です。
動画配信サービスで大切なのはコンテンツの内容と質ですから、ただ数が多ければ良いというほど単純でもないです。
FODプレミアムは作品数とバラエティの豊かさ、品質を考えて配信しているバランス型のサービスです。
月額料金は良心的ですし、見放題作品が多く、個別課金作品の選択肢も用意されているので、多くの人達のニーズに応えられます。
フジテレビドラマ好きなら迷わずに選べますし、バラエティ好きも満足できること請け合いです。
過去に興味を持った月9ドラマを逃してしまい、その後見る機会がなかった作品も、FODプレミアムならいっき見ができます。
動画配信(VOD)サービスの選び方やポイント
動画配信サービスを選ぶには、複数のサービスをリストアップして、月額料金や作品数、充実するコンテンツの傾向を比較するのが基本です。
月額料金はワンコインから2千円台前半までと、それなりに開きがあるのが特徴です。
税込表記や税抜表記のサービスもあるので、その点に注意しながら比較を進めていきましょう。
作品数は公表と非公表のサービスに分けられますが、公表済みのサービスだと作品数が数千作品程度だったり、5万どころか10万本を超える場合もあります。
ただし、作品数が少ないからといって、それがサービス品質の低さに直結するわけではないです。
作品数より作品の品質を重視する動画配信サービスなら、コンテンツの数が少なくても満足できる余地はあると考えられます。
それでも、一定以上の作品数がなければ、多様化するユーザーのニーズには応えられませんから、ある程度の数は必要になるでしょう。
動画配信サービスと一口に言っても、配信作品の全てが見放題だったり、一部が有料でレンタルする形で視聴するサービスなど様々です。
定額料金で見放題のコンテンツがどれだけあるか、これが動画配信サービス選びのポイントになります。
いくら月額料金が手頃でも、有料作品が多過ぎて課金が嵩んでしまえば本末転倒です。
重要なのは料金と配信内容のバランスですから、そこを念頭に置きながら比較検討することをおすすめします。
他にも、画質がフルHD止まりか、あるいは4Kまで対応しているか、視聴できる端末に何が含まれるかなどもポイントです。
外出先で動画を視聴する機会が多い人は、事前に作品をダウンロードしておける機能があると便利です。
インターネットに繋がらない場所での視聴が想定されますが、WiFi環境でダウンロードすることによって通信量の節約が実現します。
現在は、ダウンロード機能の提供がないサービスの方が珍しいので、あまり比較検討の材料にはならないでしょう。
そうだとしても、機能の有無は利便性を左右しますから、ダウンロード機能が必要という人は要チェックです。
動画配信サービスの比較は、一覧を見比べるのが最も簡単ですが、実際に使って使用感を確かめることも大事です。
この為、無料お試し期間の有無や長さについても、比較して試しやすいか確認するのが賢明です。
無料期間はサービスによって違いますが、長く設けているところだと1ヶ月分に相当する30日か31日ですが、そうでないサービスは2週間が多いです。
お試しは初回に限られますが、期間中の視聴は文字通り無料ですし、後から請求される心配は無用です。
無料とはいっても本契約と同等のサービスが受けられますし、画質が制限されるようなことはまずないです。
つまり存分にサービスを楽しんだり内容を確かめられるので、隅々まで確認して本契約を結ぶか検討しましょう。
確認のポイントに挙げられるのは、スマートフォンのアプリやブラウザ画面のデザインと、視聴に関する設定や再生の安定性などです。
作品を探したり各種の機能を使う場面では、画面の視認性や把握のしやすさなど、使用感が大切になってきます。
使い勝手の良いアプリやブラウザ画面は、見た目だけでなく機能も洗練されていて、サクサクと気持ち良く目的の機能にアクセスできたりします。
見た目が良くても中身に不満を覚えるのは困りますから、やはりお試し期間を活用して確かめてみることが大切だといえます。
視聴の設定におけるポイントは、動画の再生中に画質が切り替えられるか、通信状況に合わせて自動的に最適な画質が設定されるかです。
画質設定が自由に行えないのは不便ですし、通信に問題がないのに画質が低く設定されるのは論外です。
自動的な最適化の質も、快適な動画視聴に直結しますから、無料のお試しの際はこの点も確認しておきましょう。
これまでに見た視聴済み作品の確認や今後見る予定の作品の管理も、確認した方が良いポイントとなります。
視聴済みの作品が検索結果やおすすめに表示されると、本当に見たい目的の作品が探しにくくなるので厄介です。
このあたりの質も、動画配信サービスを利用する上で無視できない部分です。
万人にとって完璧なサービスというものは存在しないので、評判や口コミに目を通すのも参考になりますが、最終的には自身で確認したり評価を下すことが必要です。
動画配信サービスは出揃っていますから、各項目で比較が行えますし、利用者の間で固まっている評価も参考にできます。
残る比較検討を挙げるとしたら、配信されるコンテンツが好みに合うか、見たい作品が1つでも多くあるかなどです。
周りの評判が良くて作品数の多さから配信に期待しても、興味を持ったり見たくなる作品がなければ台無しです。
従来のレンタルから動画配信サービスで大きく変わったところは、より沢山の人達の好みに応えられたり、視聴した作品から類似の作品に出合いやすいことです。
店舗に出向き棚から能動的に作品を探さなくても、サービスの提供側が見たい作品を推測したり、提案を行えるのが動画配信サービスの武器です。
だからこそ、配信作品のカテゴリの方向性が明確で、ユーザーが好みに合わせてサービスを選びやすいことが求められます。
配信作品が無限なら悩まずに済みますが、現実には作品数に限界がありますから、限られる配信作品数の中でより多く、見たい作品が見つかるサービスを選ぶのが正解です。
しかし配信作品を全てチェックするのは不可能なので、好みのカテゴリの取り扱いがあるか、カテゴリに該当する作品がどれだけ充実しているか確認するのが良いでしょう。
国内外のドラマや映画にアニメ、スポーツや音楽ライブといったカテゴリもあります。
ドキュメントも動画配信カテゴリの1つですし、オリジナル制作も勿論見逃すことのができないです。
アダルトも動画配信サービスを選択する際の検討項目なので、アダルト作品を求めるなら配信を行っているサービスを絞り込みましょう。
反対に、アカウントを家族と共有したり、子供と一緒にリビングのテレビで視聴を行う予定なら、アダルト配信のないサービスの選択が得策です。
月額料金や作品数だけでは分からない部分も沢山ありますから、よく確認して比較検討を行ったり、絞り込んで最適なサービスを見つけることがベストとなります。
動画配信(VOD)サービスのまとめ
動画配信サービスは、老舗だと10年以上の歴史や実績を積み重ねていて、配信作品数を増やしたりより良いサービスの提供に取り組んでいます。
後発のサービスも特定のカテゴリを充実させたり、作品の品質を高めることで差異化を図ります。
大手と呼ばれるサービスだけでも5、大小を含めると10はありますから、消費者の選択肢は増えていて選り取り見取りです。
ただ月額料金や配信内容など、サービスによっては被る部分も存在するので、1つずつ項目を確認して比較を行う必要があるでしょう。
スマートフォンかパソコン、インターネットに繋がるゲーム機やテレビとインターネット環境さえあれば、手頃な月額料金で動画見放題が楽しめます。
テレビ番組のように見逃す心配がなく、録画しなくても好きな時に、好きなところから見たり何度でも見られるのが優れものです。
画質は余裕でDVDを超えていますし、フルHDどころか4Kも当たり前の時代ですから、動画配信サービスの成長は目を見張ります。
言うまでもなく、通信のインフラが高速化したり安定しているからこそ、動画配信というサービスが成り立ちます。
自宅にいても外出先でも、見たい時に視聴できる利便性の高さから、今では従来のレンタルサービスに取って代わっています。
ビデオのレンタルは、店舗に足を運んで作品を探したり、借りる手続きや返却といった手間がありました。
返却には期限が設定されるので、期限を過ぎると延滞金は発生して損をしてしまいます。
ところが、動画配信サービスは見放題作品の期限はなく、返却の必要もないので延滞金とは無縁です。
録画を忘れる心配がないのと同じく、返却を忘れることによるペナルティや不安も生じないのが、レンタルにはないメリットです。
会員登録も契約も全てオンラインなので、インターネットに慣れていない人にとっては、対面のサービスよりも不安になりがちです。
ただし月額料金が定額で、無料期間が設定されていたり誰でも簡単に使えるなど、初心者でも抵抗感を覚えにくい配慮があるので安心です。
大手の動画配信サービスには、顧客対応専用のサポートが用意されているので、簡単に問い合わせて確認したり契約の変更や解約ができます。
サービス品質は対面と遜色がないどころか、むしろそれを上回るサービスさえあります。
動画配信サービスが人気なのは、作品の視聴が定額で行えたり、月額料金が手頃に設定されていることもありますが、家族でアカウントを共有できるのも理由の1つです。
サービスによっては1人1アカウントですが、一方では1アカウントで2人や4人と家族で使える場合もあります。
人数が増えても、上限以下なら1カウントの料金で、家族全員の料金を賄うことができます。
インターネットで動画を配信するサービスは、今までテレビに力を入れていたテレビ局も注目しています。
例えば日本テレビは海外サービスの日本事業を買収したり、フジテレビが直営で自社の番組を中心に配信しているなどです。
この為、動画配信サービス市場は専業の企業と、テレビ局系列の企業が参入している構図です。
専業サービスの代表ともいえるNetflixは、今や番組視聴のあり方を大きく変えた代名詞的な存在です。
自社制作のコンテンツ配信に先行して乗り出したのも、このNetflixというサービスです。
オリジナル制作の作品は、世界的なドラマの賞で知られる、エミー賞の獲得に近づいたほどです。
ノミネートされて注目を集め話題になりましたから、テレビ業界もうかうかしていられないといえるでしょう。
海外では、テレビ放送のドラマでも映画並みの予算をかけて作られますが、それは動画配信サービス業界も例外ではないようです。
日本では有線放送で実績のあるU-NEXTが、国内向けにサービスを提供しています。
日本企業の国内向けサービスですから、日本の作品を圧倒的な数で配信中です。
20万本のコンテンツ数が他を圧倒しますし、家族でシェアすることを想定していることから、親子で手軽に楽しめるのが魅力です。
月額料金だけ見れば他の倍くらいの設定ですが、4K画質対応と老舗の信頼感や安心のサポートがセットなので、十分に検討に値します。
通販でぶっちぎりの存在感を示すAmazonも、有料会員向けのサービスで存在感があります。
AmazonPrimeVideoの強みは、月額料金が500円で済むこと、年間なら月額408円にまで下がる安さです。
それも動画配信に留まらない特典の内容で、通販の利便性が向上したり、音楽が無料で聞けたり本も読めるようになるなど、他社には真似できないサービスが満載です。
専業ではないので配信作品数自体は多くありませんが、定期的に入れ替えることで500円以上の魅力や価値が感じられるようになっています。
Huluは元々アメリカ発のサービスでしたが、日本では日本テレビが事業を買収して、より国内向けにサービスがフィットするようにしました。
Huluの名前は割と早い時期に注目が集まり、動画配信サービス市場の夜明けと共に知名度が高まっていった格好です。
プランは1つで月額料金は固定、ペイパービューの個別課金はなく見放題作品のみなど、誰にとっても分かりやすい割り切ったサービス内容です。
画質はフルHD止まりで1アカウント1端末のみですが、6万本の作品が見放題なのは強いです。
フジテレビ系のFODプレミアムは、自社の強みを活かしたドラマ作品が充実で、雑誌が読めたり有料コンテンツも楽しめるサービスとなっています。
月額料金は手頃で見逃し配信にも力を入れていますし、海外作品も柔軟に取り入れたり配信していますから、コンテンツが偏る心配はないです。
画質がフルHDまでなのと、無料お試し期間が2週間なのは少し気になりますが、そこが気にならなければ有力な選択候補です。
動画配信サービスを選ぶには、それぞれの特徴や魅力を把握したり、比較して篩にかけることになります。
各社ともに得意不得意がありますから、取り扱いに長けているカテゴリに目を向けて、好みの作品が配信されているかチェックを行うのが有用です。
最新作に期待できるか、旧作が拡充されているかなども比較検討の材料です。
家族で視聴を楽しむつもりであれば、子供でも安心して使えるか否かが焦点になるでしょう。